単純なヤツ

「水泳・競泳情報のSWIMMING VIEW」管理者、okumurasvの極私的なblog

明日、私は都構想の投票に行き「賛成票」を投じてしてきます。

明日は都構想の投票日。(正しくは「特別区設置住民投票」)

(どうでもいいけど、CMの女性は誰?)

長居公園で行われているオクトーバーフェスト2015 で、一杯やっていい具合になっているけど、大阪市民として思うところを書いておく。

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結局、今回の投票は「大阪市役所」を存続させるかどうかの投票だ。

これは、二重行政が「ある」とか「ない」とか、住民サービスが「よくなる」「わるくなる」とか、財政が「圧縮される」「いやいや増加する」などと言うことより解りやすい論点だ。
そして、何故かあまり語られない論点だ。

都構想反対派は「伝統と歴史ある大阪市をなくしていいのですか?(だから反対投票しましょう)」と語る。
本音は、違うでしょう。
「伝統と歴史ある大阪市役所を継続させてください」
なのではないか?
既存政党が、好きなように仕切ってきた大阪市役所、大阪市議会を存続させたいというのが本音でしょう?

大阪市役所が何をやってきたか。大阪市民も以前まで「大阪市役所のひどさ」を口々に語っていたのではないか?
(詳しくは「大阪市問題 - Wikipedia」参照)

改革が必要なのは自明の理だったのではないか?
それを(改革を)「これまでと同じ仕組みで行います」と言っているのが、都構想反対派だ。
都構想は「ともかく、仕組みを変えます。そして、改革に取り組みます」と言っている。
どちらの方が、改革を行えるだろうか?どうせ、改革なんて無理だって言う意見もあるだろうけど。

だいたい、「伝統と歴史」というが、
大阪市役所」に「誇るべき」伝統と歴史がどれだけあるのか?
「伝統と歴史ある大阪の汚点の一つ」が大阪市役所だったんじゃないの?ひねた言い方を言いたくなる。

大阪市というのはただの「単位」だ。単位が定められた時点で歴史が始まる。それにどれだけ意味があるだろう?
(町村合併などしていれば別だが。(ちなみに大阪市と同時期に市になったのは36市ある。市制 - Wikipediaより。)別に自慢するほどのことはない。

私は、こういう考えなので明日「都構想・賛成」票を入れてくる。

しかし、多分、今回の投票で都構想は通らない。
それは、大阪市民が保守的だからだ。
外部の人は、大阪市民のことを「冗談が好きで明るく先進的」と思っているだろう。
しかし、明日行われる投票結果を見ておいて欲しい。
大阪市民が(「冗談が好きで明るい」のは認めるとして)先を見ることは苦手で、変化を求めない地域性を持っていることを感じることが出来るだろう。